REPORT

2019.10.08 Tue

写真レポート── 博多伝統職の会

先日行われた、博多が誇る伝統工芸家の展示会「博多伝統職の会」を、写真と取材レポートでご紹介。

TEXT BY TOSHIYA ONO

昔ながらの縁起もん「博多張子」。  PHOTO BY TOSHIYA ONO

違う性質のガラスが織りなす美しい芸術「マルティグラス」。  PHOTO BY TOSHIYA ONO

着の味わいを活かした生活用品「博多曲物」。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

民俗土人形「今宿人形」、切れ味が自慢「博多鋏」、日本に初めて伝わった「博多独楽」。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

外国の方々も、その技術の高さに魅入られていました。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

博多の技術を守り続ける・・・博多伝統職の会

博多の地で古くから伝わる工芸品の数々。 その伝統を守り技を承継し続ける6人の工芸家が集まったのが「博多伝統職の会」。 江戸中期、博多御用商人が上方(大阪)で技法を学び伝えたとされる「博多張子」。多重積層ガラスと呼ばれ、昭和12年のパリ万博で日本のガラスとしては初のグランプリを受賞した「マルティグラス」。江戸時代より作り始め、筥崎宮の神具として古くから奉納されてきた「博多曲物」。約700年前、謝国明が博多に持ち帰った唐鋏を改良して作り出された「博多鋏」。古型郷土人形のひなびた味わいや丁寧な彩色を受け継ぐ「今宿人形」。1300年前に中国から伝わった竹の唐ゴマを、17世紀後半に木台に鉄芯で作られた「博多独楽」。 それぞれの伝統を今の時代に伝えるのが、この会に集まった職人たちの思いです。

長い歴史と伝統・・・博多の工芸

古くから海外に目を向け、大陸との貿易を進めてきた博多の街。 唐などアジア諸国から、そして欧州から持ち込まれたものなど、それぞれを独自の技法で改良し、より造形深いものとして生まれたのが博多の工芸品。 そのグローバルな視点と創作意欲が、今の時代にも脈々と受け継がれ、さらに技術の進化が刻まれています。

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幾層にも重なった色彩が美しいグラス。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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鮮やかな色合いと造形の技。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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ガラスの飾り物など今年はいかがですか。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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杉や檜の薄い板材を曲げ、桜の皮でとじ合わせる曲物容器。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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色彩美しいコマも。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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神具として奉納される確かな技術。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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極上の手漉き和紙や新聞紙、フノリ等を使って型に貼り込み作られる張子。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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どんたくのお面など、その表情も豊か。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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お祝いを華やかにするだるまの彩色も鮮やか。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

取材して・・・ 様々な物産や工芸品を紹介しているアトリウムの展示会。 それぞれに伝わる歴史や技の伝承を伺うのが、この展示会の楽しみです。 特に今回は地元博多の工芸にまつわる話は、その工芸品そのものは知っていても、博多に伝わり独特の進化をした話など、あらためて博多職人の心意気を知ることができました。 博多文化の伝承、是非アクロスクエアも応援していきたいですね。

主催:博多伝統職の会(福岡市経済観光文化局 地域産業支援課伝統産業・技能係内)