佐賀県で親しまれる伝統工芸と物産品を一堂に展示 PHOTO BY TOSHIYA ONO
釜炒り茶発祥の地とされる嬉野町から「お茶の深香園」 PHOTO BY TOSHIYA ONO
遊牧民の絨毯キリム&ギャッベ「アート・チューリップ」 PHOTO BY TOSHIYA ONO
森林の恵みに深いこだわりを持つ「工房 我楽堂」 PHOTO BY TOSHIYA ONO
日本画から洋画・版画・掛軸をあなたに「さくら画廊」 PHOTO BY TOSHIYA ONO
深いこだわり・・・今の時代だからこその思い
背振山の麓…嬉野。約500年前、明から焼き物の文化と共に、陶工が釜を持ち込み、炒葉製茶法を伝えたことが嬉野式の釜炒り茶だという。そんな歴史と伝統、その豊かな風味をお客様は試飲を楽しまれています。 桜の木のダイニングテーブルや古き時代の囲炉裏が、現代の生活様式に融合した製品の数々。「我がままを楽しめる…」それが我楽堂の家具作り。独特の表面加工を施した、深い味わいの中に遊び心を見せる造形は、日々の生活に温もりをもたらしそうです。
使ってこそ・・・日常品として活きる素材の良さ
一枚一枚に織り手の想いが込められるペルシャ絨毯。羊やヤギ、ラクダの毛織物の「キリム」は、原毛を手で紡ぎ草木染で織られた、生活に根付いた絨毯です。南ペルシャの伝統的な「ギャッベ」は、羊の上質な純毛を手で紡ぎ、一点一点丹精込めて織られることで、何十年と使い込むほどに、表情豊かに味わい深く変化していきます。
取材して・・・ 佐賀県地産の伝統を守り、そして代々継承を続ける物産品の数々。毎回取材していつも感じるのは、伝統を受け継ぐだけでなく、今の暮らしに合わせた伝統の変化と進化への思いです。ただ伝統の承継を続けるのではなく、次の時代へも求められるモノとして、発展させる使命を出展の皆様から感じます。