REPORT

2018.12.12 Wed

写真レポート── あかり絵の世界 2018冬

アクロス冬の風物詩「あかり絵の世界」が今年も始まりました。福岡在住の造形作家 入江千春さんの描く昭和の時代が、アトリウムをノスタルジックな雰囲気で包み込みます。 あの頃を生きた方も、いつか聞いた事のある方も、ひと目見れば顔がほころんできますよ。
展示は2019年1月20日(日)まで

TEXT BY TOSHIYA ONO

「アクロス商店街×入江千春」 冬の恒例コラボレーション企画。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

福岡で活躍する造形作家「入江千春」さんが創りだす、昭和を駆け抜けた博多っ子たち。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

便利なものがなくても・・・手作り、創造で遊んだ子供たち。

便利なものなんて何にもなかった…..携帯電話はもちろん、家に電話だってなかった。お友達に何かを伝えるには、家まで会いに行くしかなかった。寒くても、雨が降っても、傘さしてカッパ着て、長靴履いて走って伝えに行った。 遊びだって自然が相手。お小遣いも30円かそこら、何でも作って楽しんでた。 それでも、不自由さは感じなかったし、毎日が当たり前に面白かった気がする。 

入江千春の世界観・・・心の中にいつもある、あたたかい情景。

福岡の大学で造形学を学び、福岡に住みながら日々あかり絵の創作を続ける入江千春さん。その描く世界観は、昭和30年代だと思われる時代を、明るく元気に駆け抜ける博多っ子たち。 素焼きの人形と風景を描いた造形物を、小さな明かりで照らしたオブジェ。その光景に博多弁で語る子供たちの表情が、ふっと笑顔にさせてくれる温もりを、見る方々に必ず与えてくれます。 そんな瞬間を皆さまに体験して頂きたく、アクロス商店街は入江千春さんと共に、この「あかり絵の世界」を大切に育て、続けていきたいと願っています。

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寒い冬だって元気に外で遊んでた。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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お買物はいつも町のお店屋さん。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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お父さんの帰宅はなんだか嬉しかった。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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冬はお鍋があると楽しくてたまらなかった。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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最近見かけないなぁお地蔵さん。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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焚き火を見つけるとお芋持って駆けつけたなぁ。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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クラスに必ずいた釣りだけ主役の魚太郎くん。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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あの頃は宇宙やアポロに夢中だった。 PHOTO BY TOSHIYA ONO
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お菓子なんてめったに買って貰えなかった。 PHOTO BY TOSHIYA ONO

取材して・・・ 平成最後の冬、30年間が何だかあっという間だった気がします。そして新しい年号と共に、この昭和が“ふた昔前”の時間になっていくんですね。 いくつもの年月を重ねても、それぞれ駆け抜けた時間は色褪せない…..このあかり絵の世界を見ると、いつもそんな気持ちにさせてくれます。 数十年後のあかり絵の世界を創造すると、「あの頃はスマホって機械しかなかった」なんて言っているのかもしれません。 時代は常に便利に快適に生活できる環境を求めて発展します。だからこそ、“あの頃”って思いを心にとどめ、時々思い出してほっとする気持ちを大切にしたいですね。

あかり絵の世界ホームページ

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